本格的なオーディオ機器を部屋に置こうなどとは毛頭思っていないものの、しかしせっかくiTunesに色々な音楽データが入っているのだから、PCでも、もっといい音で音楽を楽しもうかと思い立ち、PC用のスピーカーを当たりはじめたのであった。
家電量販店に行くと、様々なPC用スピーカーが置いてある。サイズも大きく、木を使っていたり、確かに音は良さそうだ。しかし、そのようなスピーカーは必ず、USBとは別に、スピーカー用にACアダプターから電源を取る必要があるのである。確かに、大きな音量を出すためには、USB接続の給電では足りないのは理解できる。しかし、スピーカーのためにいろいろコードを繋ぐのは面倒であるし、見た目にも良くないし、何より机を少し動かした時等に、コードが引っかかって大切なスピーカーを落下させてしまいそうである!
そこで、USB接続だけで、なるべく良い音が出るスピーカーが無いかと探していたら、出会ったのが、このOlasonic TW-S7であった。詳しいことは製品のHPを見ていただきたいが、簡単に言えば、音量の小さい時にはUSBからの電流を貯めこみ、大音量が必要な時にはそれを放電することで、USB接続オンリーながら10W+10Wというパワーを実現した製品とのことである。
4月に出たばかりの製品であるが、既にかなり人気はあるようで、オンラインショップで注文した時は、「取り寄せ」という状態になっていた。しかし、注文してから1週間ほどで製品は届いた。
箱を開けてみると、やはりとにかくシンプルである。スピーカーとそれに続くUSBケーブル、そして1枚ぺらの説明書しか入っていない。それと、シリコン製のインシュレータ、つまり台座も入っていた。卵形のスピーカーは意外にずしりと重いが、このインシュレータの上に置くと、かなり安定するし、角度も自由に変えられる。
PCにUSBケーブルを接続し、PCの電源を投入すると、ドライバが自動的にインストールされ、すぐにスピーカーが使える状態になる。
さて、iTunesからジャズを再生してみると、おお!目から鱗とはこのような感じを言うのであろうか。
まず、従来のUSBスピーカーとは音の迫力が違う。
そしてそれだけではなく、音の緻密感、広がり感も圧倒的に違うのである。これまでもスピーカーは左右に2つ付けていたが、TW-S7を聴いてしまうと、今までのはモノラルだったのか?と思ってしまうほどである。
実際に目の前でピアノ、ドラム、ベースが演奏されているかのような、映像が浮かんでくるような感覚である。これは、単に音を聴くというだけでなく、まさに「音を楽しむ」というレベルにも達していると感じた。これまでのUSBスピーカーや、iPodで聴いていたのとはレベルの違う、音の楽しさである。
個人的には、低音のボリュームがもう少し欲しかったので、PCのスピーカー設定で「低音ブースト」をONにした。これで、ほぼ満足できる設定になった。
スピーカー側に音量ボリューム等が欲しいとの意見もあるが、個人的には、この徹底したシンプルさはかえって好きである。強いて言えば、リモコンでボリューム変更ができると嬉しいくらいだろうか。
本格的に音楽を楽しみたいという用途なら、やはり専用オーディオ機器で楽しむべきである。しかし、PCで、個人が手軽に音楽を楽しむという範囲であれば、このTW-S7は非常におススメと言える。
PCのユーザーで、画像にはこだわる人が多いが、一方で音には拘らない人が多いので、是非、スピーカーについても見直してみては如何だろう。
個人的には、低音のボリュームがもう少し欲しかったので、PCのスピーカー設定で「低音ブースト」をONにした。これで、ほぼ満足できる設定になった。
スピーカー側に音量ボリューム等が欲しいとの意見もあるが、個人的には、この徹底したシンプルさはかえって好きである。強いて言えば、リモコンでボリューム変更ができると嬉しいくらいだろうか。
本格的に音楽を楽しみたいという用途なら、やはり専用オーディオ機器で楽しむべきである。しかし、PCで、個人が手軽に音楽を楽しむという範囲であれば、このTW-S7は非常におススメと言える。
PCのユーザーで、画像にはこだわる人が多いが、一方で音には拘らない人が多いので、是非、スピーカーについても見直してみては如何だろう。